ビンガタ琉球文化とHERMES

2021年の秋冬から展開が始まった新作カレ&ツイリー「ビンガタ」。
日本語のようなそうでないような不思議な響きを持つ言葉に、
早速パソコンをタイプする手が早まったのを覚えています。

ビンガタ＝紅型は13世紀ごろに発祥した、沖縄の伝統的な染物です。
1996年には国の重要無形文化財にも指定されており、
琉球王国の華やかなりし頃の文化を今に伝えています。

中世に中国、台湾、朝鮮半島、東南アジア、日本、蝦夷(北海道)などとの
交易の中心地として栄えた琉球王国では、様々な地域の文化が流入しており、
例えば…
北海道との交易で得られたコンブが沖縄料理に
反対に沖縄から送ったサンシン(三線)が北海道では「三味線」として
また西アジア発祥の酒がタイを経由して「琉球泡盛」に
中国の魔よけの標識が沖縄の十字路で「石敢当」として
それぞれ文化に根付いていることからもその交流を感じることができます。

紅型は中国から伝来した紋様のパターンを用いつつ、
日本と植生の近い沖縄のモチーフを取り入れたデザインが
一般的です。
鮮やかな色彩感覚と南国の植物を組み合わせた柄は、
日本本土の染物文化とはまた一味違った魅力にあふれています。

17世紀の薩摩藩侵攻、19世紀の琉球併合、20世紀の太平洋戦争と
幾度も苦難の道を歩んだ沖縄ですが、
文化の担い手として紅型の復興に努めた人々の熱に支えられて、
21世紀にHERMESの旗の下、世界に向けての再発信が叶いました。
古来伝統でありながらオリエンタリズムなテイストの「ビンガタ」。

ぜひコレクションに加えてみてはいかがでしょうか？
現在はカレとツイリーで展開がございます✨

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営業のご案内

3/20㈰定休日

3/21㈪祝春分の日
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