みなさまこんにちは。
先にお知らせを・・・
よちかは9/7(土)~9/9(月)まで、社員研修のため全店臨時休業をいただいております。
くわしくはこちらをご覧くださいませ。
さて、今回はよちかでお取り扱いさせていただくことが多い
エルメスの主要バッグの【製造刻印の場所】についてご紹介いたします!
そもそも、エルメスの製造刻印とは…?
エルメスのレザー製品のほとんどには、HERMESのブランド名ロゴとは別に、
どこかしらに英数字が打刻されています。
これは製造年を示すアルファベット、アトリエ、職人さんのナンバーを表しているようです。
(シリアルナンバーのようなものと思っていただいても良いかもしれません)
エルメスのバッグは、ひとつのバッグを最初から最後まで一人の職人さんが作っています。
大量生産はせず、1点1点職人さんの手作業で大切に生み出されていることが伺い知れます。
お手持ちのバッグで、同じ英数字の並びのものがありましたら同じ職人さんが手掛けた可能性がありますね!!
そう考えると、なんだか運命的ですね。
この製造刻印ですが、エルメスフリークにとっては かなり重要な証で…
例えば全く同じサイズ・色・新品状態のバーキンでも、
より新しい製造刻印のものをゲットしたい!という方が大勢いらっしゃいます。
お買取りの際でも製造刻印はかなり重視されており、
1年前のおつくりになるだけでも、数万円ダウンしてしまうことがあるほどなんです。
かといってエルメスのレザー、つくりの品質は、今も昔も世界一レベルで不動のもの。
昔の刻印だからといって劣るなどということは決してありません。
これだ!と思う素敵なエルメスレザーに出会ったら、
【製造刻印にこだわることはない】 と私は思っております!!!
どのアルファベットが何年のおつくりなのか一覧はコチラ。
〇A~〇Zはアルファベットを丸で囲ったマーク、
□A~□Rはアルファベットを四角で囲ったマークを表しています。
う~ん・・・なんだか元素記号表みたいに見えてきそうですが…
自分の生まれ年や覚えやすい年、アルファベットなど、
数か所を基準に覚えておくとすぐにわかるようになり、エルメス通気分を味わえますよ!
(わたしは□刻印はD・I・N(2000,2005,2010年)を基準に覚えました)
ただ2015年以降は少し変則的になっていますね。
前置きが長くなりましたが、
以下 主要バッグの製造刻印がどのあたりにあるか見てみましょう!
◆バーキン
バーキン25 ヴェールヴェロン トゴ ゴールド金具 新品
王道にして王者・世界で一番セレブに愛されているバッグ!!
よちか店頭でも、よく右ベルトの裏を見て「あれ!?刻印がない???」と驚かれる方もいらっしゃいますが…
2015年(T刻印)あたり以降から、バッグの内側、左側面に変更されています。
2019年春夏カラーのヴェールヴェロン、先頭のアルファベットを見てみますと、
もちろん2019年を表すD刻印です!
ちなみにこちらは2012年秋冬に登場した、6色使いのシリーズ「アルルカン」。
バーキン35 アルルカン トリヨン シルバー金具 SAランク【中古】
こちらは2012年を表す□で囲われたP刻印が 右ベルト裏 に確認できました!
最近の英数字のみになった刻印ではお目にかかれない、☆マークがなんだかキュートですね!
◆ケリー
ケリー32 内縫い エトープ (エトゥープ) トゴ シルバー金具 新品
こちらもバーキンと同じく、右ベルト裏から内側・左側面に変わっています。
こちらのケリーは左側面上部、中央あたりにありますね。
先頭のアルファベットを見ますと、最新のD刻印です!
こちらのケリー25はといいますと…
ケリー25 内縫い ローズアザレ スイフト シルバー金具 新品
内側、左側面ではありますが、上部ではなく かなり奥に、横向きに打刻されています。
頑張ってのぞいてみると…写真では見づらいですが…
先頭のアルファベットは2018年を表すC刻印です!
場所の細かな違いについては後述いたします。
◆ボリード
ボリード27 カプシーヌ エプソン ゴールド金具 新品
世界初・ファスナー付バッグとして登場して以来、大人気のショルダー&ハンドバッグです!
ボリードも製造刻印の場所が多々変わっているようで・・・
大体はファスナー付け根のタグ裏にあります。
しかし先日拝見した最新のD刻印(恐らく2018年秋冬シーズン~)のボリード27は、
バッグ内側、ポケットの裏側上部に打刻されていました!
一時期のおつくりのものではバッグ内側、側面付近に打刻されていたこともあったようで…
このあたりに打刻されているボリードもあるみたいです!
このバッグだから絶対にココにある!とは一概には言えないようです。
このように、エルメスではどのようなバッグでも、ふいに製造刻印の場所が変更されることがかなり多くあります。
(初めて拝見したときは私たちも「こんなところに変わってる!」と非常に驚きます笑)
ある程度の定位置は決められているのかもしれませんが、
職人さんの気まぐれなのか、はたまた決まりが揺らいでいる時期のつくりなのかどうなのか…
ご存知の方がいらっしゃいましたら、是非ともお教えください!!
ここに刻印がないからダメ!などということは決してないので、
【エルメスの職人さんの遊び心】のひとつと捉えると良いかもしれませんね。
◆コンスタンス
HERMESらしい”H”金具が非常に魅力的なコンスタンスバッグ。
コンスタンス3 ミニ 18 ルージュドゥクール/モーヴシルベストル エプソン シルバー金具 新品
最近のおつくりのものですと、大きな仕切りの裏側に確認することができます。
こちらの仕切りの裏側を見てみると…
ありました!
2019年春夏カラー・ルージュドク―のコンスタンス、もちろん2019年を表すD刻印です。
しかし少し前のものですとバッグ内側、側面などに打刻されていたこともあり、
コンスタンスバッグも刻印の場所が時期により移ろいでいるようです。
◆ガーデンパーティ
お手軽で最も使いやすいであろうエルメスのハンドバッグ!
バッグ内側側面のレザー部分、HERMESのロゴ付近に刻印があります。
ガーデンパーティの刻印は小さく見辛いことが多いですが…
こちらも最新D刻印!
よちかは新しいものをすぐに仕入れし、皆様にお届けできるよう日々頑張らせていただいております!!
ところで…
どうやらこの世には、バッグのどこを見ても製造刻印が打刻されていないものも存在しているようです。
これはエルメスが同じバッグなのに製造刻印によって勝手に価値を決められてしまうのを嫌がって、
一時期刻印を打たなかったとか、そうでもないかもしれないとか なんとか… ???
噂や推測にはなってしまいますが。。。。。
もしかしたらまた刻印のスタイルが変わったり、刻印自体がなくなる日が来る…?かもしれませんね。
とはいえこの文章を書いている現在、2019年もあと約3か月ほどですが、
2020年の製造刻印アルファベットは何になるんだろう!?とすでに楽しみになっております!
やっぱりアルファベット順になぞらえて、次は「E」でしょうか??ドキドキ!
さてさて今回はとりあえずここまで。
今後も様々なエルメスのレザー製品の製造刻印を随時ブログで紹介していく予定です。
どうぞお楽しみに!