魅惑の香水の歴史🧴

香水はその人のアイコンにもなる大切な物です。匂いは人々の印象を大きく左右しますね。
お花の香りや柑橘系、石鹸の香りなどそれぞれお好みが出るのも興味深いですね。

今回はそんな香水とエルメスの関わりについて、お話をしていきたいと思います。

フレグランス作りの歴史

エルメスの香水は性別を問わず絶大な人気を誇ります。

画像 https://kashi-kari.jp/lab/post-8362/

まずエルメスの歴史から遡ると1837年に初代ティエリ・エルメスが高級馬具の製造アトリエを開いたところから始まります。
常に革新的でありながら確かな技術にこだわるエルメスが香水部門を設立したのは1947年。
第二次世界大戦後のお話になります。

繰り返し研究を続けた末1951年に「オードゥエルメス」を、1961年に「カレーシュ」を発表しました。どちらも半世紀の時を越えて、今もなお愛されています。
1961年に発表された「カレーシュ」は女性向けの優雅な馬車の名前から名づけられました。
この「カレーシュ」は後に香水部門が独立するきっかけになった商品となります。

《カレーシュ》 オードトワレ
画像 https://www.hermes.com/jp/ja/product/

その後もフレグランスは開発され続け、中には日本人調香師によって製造された香水も存在します。

1984年に発売された「パルファム ドゥ エルメス」やそれを再調香し2000年に発売した「ルージュ・エルメス」はアキコ・カメイによって作られました。

ジャン・クロード・エレナの多大な功績

エルメスのフレグランスの歴史に欠かせない人物がジャン・クロード・エレナです。
2004年にエルメス初の専属調香師として就任した彼は、庭シリーズやエルメッセンスコレクションなど人気のシリーズを次々と発表しました。

ジャン・クロード・エレナの父も有名な調香師で、父譲りの類稀な才能をエルメスにより見出されました。
彼が手がけた「庭園シリーズ」はエルメスの香水の中でも特に有名です。
「モンスーンの庭」、「ナイルの庭」など世界の庭園をイメージして作られたこのフレグランスの概念はこれまでの定義を大きく覆すものとなりました。

特に「ナイルの庭」はグリーンマンゴーを軸にグリーン系かつフルーティな香りが、非常に爽やかながら万人受けしやすい仕上がりとなっております。
シーンを問わずお使い頂けるのが大きなポイントです✨
そのためナイルの香水は長年愛用している方も多く、初めてエルメスの香水に挑戦する方にもオススメされる傾向にあります。

庭シリーズ以前のフレグランスは他人へ与える印象やその場所の雰囲気、たとえば使用するシーンは劇場なのか、それともパーティーなのか、などといった使われる場所・場面を前提に作られていました。

しかしジャン・クロード・エレナ氏は「自分の心地良さ」を追求。季節や気分に合わせて、匂いを使い分け「より素敵な時間」を過ごすことをテーマにしました。
コンセプトと自然成分にこだわって作られた新たなフレグランスは、ナチュラルで万人受けし爆発的な売れ行きを見せ、エルメスのフレグランス部門を大きく変えることになりました。

まとめ

長い歴史をかけて作り上げられてきたエルメスのフレグランス。多様な香りとニーズに合わせた商品提供が絶大な人気を生みだすことに成功しました。
是非、お好みの香りを見つけて素敵なエルメスライフを過ごされては如何でしょうか🌸

今週も最後までお読み頂き誠にありがとうございます。お問合せ、ご来店心よりお待ちしております

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