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エルメスの主な出来事やカデナのモチーフ |
カデナ |
1987年 |
「花火」 Feux d’Artifice
創業150年を記念した祝典でセーヌ川に打ち上げられた花火が、最初の年間テーマです。
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カデナの発表無し |
1988年 |
「エキゾチズム」 Exotisme
亜熱帯ならではの美しい植物や鳥などを取り上げました。クロコダイルも活躍。
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エレファント
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1989年 |
「フランス」 Vivre la france
フランス革命200年にちなんで、祖国フランスやメゾンのルーツを意識したデザインを発表。
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カデナの発表無し |
1990年 |
「アウトドア」 Aie Libre
自由に大空を舞う鳥のように新しい発想で臨んだ年。空を感じさせるアイテムが多数。
フルーツをモチーフにカデナを発表。
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1991年 |
「遠い国でのエルメス」 Extreme Hermes
遠い異国の地、日本で見つけた刀や提灯、鳳凰などのモチーフをエルメス流にアレンジ。
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ランプ
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1992年 |
「海」 La Mer
大いなる海に冒険の可能性を見出したエルメスは、
舵をはじめ航海に関するデザインを展開。
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ペリカン
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1993年 |
「馬」 Le Cheval
自分自身を乗り越える、障害を越え、身を守りながら前進しようというエルメスの計画を象徴。
エルメスの飛躍の意味合いを込め「天を翔けるペガサス」がモチーフ。
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ペガサス |
1994年 |
「太陽」 Le Soleil
生き物を温かく照らし続ける太陽に敬意を表し、カデナやカレも燦々と輝く太陽のイメージに。
太陽の光によって向きを変えるひまわりがモチーフ。
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ひまわり
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1995年 |
「道」 La Route
未来へ成長していくために進むべき自らの道を模索。
少しずつ着実に道を進んでいくかたつむりがモチーフ。
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かたつむり
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1996年 |
「音楽」 La Musique
カレでは『コンチェルト』が、カデナでは美しく繊細な音を奏でるハープが登場。
パリで開かれた音楽祭がテーマの基。
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ハープ
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1997年 |
「アフリカ」 L’Afriqua
アフリカの動物や自然をモチーフにした年。
ゾウとライオンの2種類のカデナが登場して話題に。
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ライオン
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1998年 |
「木」 L’arbre
大地に根を張ってゆっくり育つ木を、職人の技になぞらえました。
アフリカから続く原点回帰への思いが込められこの年、植林イベントも実施。
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木
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1999年 |
「星」 Dans les Etoiles
広い宇宙で美しい輝きを発している星がテーマ。エルメスのロマンと冒険心が伝わってくる。
日本では“星を巡る旅”が開催され、漢字を使ったデザインが大反響を呼んだ。
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彗星
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2000年 |
「新世紀の第一歩」 Premiers pas dans le siecle
新しい21世紀を飛躍の100年とするために、
新しい可能性をさまざまに試した年。
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新世紀の第一歩
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2001年 |
「未知なる地球の美を求めて」 A la decouverte de la beaute du monde
地球全体で美しく生きることを提案。
地球がモチーフの玉がついておりくるくると回転します。
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地球
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2002年 |
「手」 La Main
エルメスの技術(メティエ)はまさに「手」を使って熟練した職人が責任を持って丁寧に作られる。
原点である皮革製造技術の根底を見つめるテーマ。
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手
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2003年 |
「地中海」 La Mediterranee
ヨーロッパとアフリカをつなぎ、
活発な文化交流が繰り広げられてきた地中海をテーマに設定。
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地中海
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2004年 |
「ファンタジー」 La fantaisie
創作上の奔放な空想力を意味するファンタジーを胸に、
新しいエルメスが生まれています。
ファンタジーの世界の扉を開く鍵とワクワク踊るハートがモチーフ。
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ファンタジー
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2005年 |
「大河」 Grand fleuve
大地をゆったりと流れる大河がテーマです。
大河に生きるカバがカデナのテーマに。
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かば
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2006年 |
「パリの空気、パリの風」 Paris
フランス・パリとともに歩んできたエルメス。
パリの紋章のセーヌ川に浮かぶ帆船をイメージしたカデナを発表。
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パリの空気、パリの風
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2007年 |
「ダンス」 ANNEE DE LA DANSE
ペガサスが舞うメリーゴーランドがモチーフ。
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ペガサス
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2008年 |
「魅惑のインド」 Fantaisies Indiennes
インドの国花、蓮の花がモチーフ。エキゾチックな作りになっています。
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蓮の花
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2009年 |
「美しき逃避行」 Lechappee belle
逃避行→旅。旅に欠かせないスーツケースがモチーフ。
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スーツケース
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2010年 |
「語りつがれる物語」 Conte et raconte
物語が書かれている本がモチーフ。
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本
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2011年 |
「現代(いま)に生きるアルチザン」 La main de l’artisan
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カデナの発表無し |
2012年 |
「時の恵み」 Le temps devant soi
“時”にまつわる新色や復刻カラーがお目見えするなど、エルメスの世界観を堪能できる。
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カデナの発表無し |
2013年 |
「スポーツは素敵!」 CHIC LE SPORT!
古くは娯楽そのものを意味していた”スポーツ”にとどまらず、 心までアクティブにしてくれる。
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カデナの発表無し |
2014年 |
「メタモルフォーズ―変身」 Metamorphose
バリの豊穣な森の奥深く、ミステリアスに変化をつづける自然の中で、
エルメスのオブジェもまた、変身の物語をかたり始める姿を豊かなイマジネーションで描いています。
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カデナの発表無し |
2015年 |
「フラヌール-いつでも、そぞろ歩き」 INVITATION A LA FLANERIE
クリストフ・ルメールによる最後のショーとなる春夏は、
太陽とアフリカをテーマに清々しい気分が表現されています。
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カデナの発表無し |
2016年 |
「自然 – 軽やかなギャロップ」 Nature at full gallop
エルメスが自然からインスピレーションを受け、躍動感あふれる美しい製品を生み出すという姿勢を示した。 |
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2017年 |
「オブジェに宿るもの」 LE SENS DE L’OBJET
エルメスが製品を通して、機能性と美しさだけでなく、職人の想いや物語を伝えたいという願いを込めたものといえる。 |
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2018年 |
「演じる。遊ぶ。プレイフルな人生!」 A vous de jouer!
トランプやボードゲームなど遊び心と創造性を大切にし、人生を楽しむことを提案。 |
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2019年 |
「夢を追いかけて」 in the pursuit of dreams
エルメスが常に追い求める美しさや理想を、夢という形で表現。 |
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2020年 |
「イノベーションの動き」 LE GESTE INNOVANT
エルメスが創業以来培ってきた伝統的な職人技と、時代の変化に対応するための革新的なアイデアや技術を融合させることで、過去から受け継がれてきたものを大切にしながら、常に新しいものを生み出す姿勢が反映された。 |
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2021年 |
「長い冒険旅行」 ODYSSEE
古代ギリシャの長編叙事詩である「Odeysseia」から着想を得ており、「Odeysseia」の主人公オデッセウスが10年間旅した体験を記した物語です。長い旅の間に、徐々に良い方向に向かうようにという願いが込められています。 |
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2022年 |
「もっと軽やかに」 vive la legerete
世界が大きく変化する中で、エルメスは軽やかに、そして柔軟に対応していくという意志を示したテーマ。 |
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2023年 |
「驚きの発見」 Astonishing Hermès!
エルメスが常に追求している革新性や創造性を表現し、新たな驚きや発見を提供するというメッセージ。 |
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2024年 |
「フォーブルの魂」 L’ESPRIT DU FAUBOURG
この年は月ごとにテーマを設け、新たな試みを実施するという取り組みを行った。 |
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2025年 |
「描く」 DRAWN TO CRAFT
「オブジェから夢まで、有形無形を問わず、描くことで何かが始まる」というコンセプトを反映しており、エルメスの活動全ては描くことから始まることを象徴している。 |
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